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- 石田三成
- 20/09/11 08:35:03
「長女の気持ちをできるだけ尊重したい」眞子さまの婚約延期について 紀子さま54歳お誕生日
2020年9月11日 金曜 午前0:00
9月11日、秋篠宮妃紀子さまが54歳の誕生日を迎えられた。
紀子さまは、新型コロナウイルスの感染拡大に影響されたこの1年を振り返りながら、皇嗣妃としての活動やご一家の近況など宮内記者会からの質問に文書で答えられた。
(以下、文書による質疑全文)
◆「オンラインを利用する機会が多く」
--皇嗣妃という新たなお立場になられて2年目となりました。この1年を振り返ったご感想をお聞かせください。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で,立皇嗣の礼が延期されたほか,多くの公務が延期や中止を余儀なくされています。そんな中,秋篠宮ご一家はオンラインを活用して様々な分野のご説明を受けられています。こうしたご活動についてのお考えや今後の方針についてお聞かせください。
この1年をふり返りますと,まず,即位の礼とそれに関連する諸行事のことが思い起こされます。一連のお行事が無事に執りおこなわれたことを,大変よろこばしく思っております。即位礼正殿の儀をはじめとするお行事に参列された方々や,祝賀御列の儀や一般参賀などに集まられた多くの皆さまから寄せられたお祝いの気持ちに感銘を受けました。これからも宮様とご一緒に天皇皇后両陛下をお支えできますよう,努めて参りたく存じます。
昨年の9月から11月には,アジアで初のラグビーワールドカップが日本で開催され,宮様とご一緒に開会式に出席しました。開催期間中には,東日本大震災で津波の被害を受けた岩手県釜石市を訪れました。釜石鵜住居復興スタジアムで復興支援に感謝する「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を歌う小中学生の声や,街中で案内や通訳,震災の語り部として活躍していた釜石市民の姿は,地域の人々の心が込められた大漁旗がひるがえる光景とともに,忘れがたい思い出です。各地で,気迫に満ちた競技を見せてくれた選手とスタッフ,ボランティアなどの大会関係者,そしてサポーターが一体となった,素晴らしい大会でした。
12月には,「全国育樹祭」が開催された沖縄県を宮様と訪問しました。首里城の正殿等が焼失するという大変残念な出来事の少し後で,沖縄県立芸術大学構内で説明を伺いながら,首里城方面を静かに望みました。歴史的な建造物の修復と再建,貴重な美術工芸品の収集,復元や保存にむけて,今も励ましや支援が寄せられています。私もこうした取り組みに共感しつつ,沖縄文化研究者で紅型(びんがた)の染色家でもあり,首里城の再建に貢献した鎌倉芳太郎氏についての本や資料を再び読み返しました。
今年の1月には,「1.17のつどい-阪神・淡路大震災25年追悼式典-」に宮様と出席しました。震災後に作られ,歌い継がれてきた「しあわせ運べるように」の小学生による合唱と,災害を見つめ考える小中高生や,傾聴のボランティアをされているご遺族が語る言葉が胸に響きました。この震災の経験を一つの契機として,被災者や支援者の心のケアが国内外に広がっていることは,多くの人々の支えになっていることでしょう。
また,今まで皇太子同妃両殿下(当時)がなさっていたお行事で,お代替わり以降に私が務めることになった行事もいくつかありました。
昨年11月には,赤坂御用地内の赤坂東邸で初めて「母子保健奨励賞」の受賞者にお目にかかりました。心身に不安のある妊産婦・母親の支援,子どもの虐待の予防・早期発見,新生児の医療体制づくり,子どもの予防接種の普及,障害のある子どもの口腔治療などについて,受賞者から貴重なお話を伺いました。
同じく11月におこなわれた「『日本賞』教育コンテンツ国際コンクール授賞式」に出席しました。この授賞式をきっかけに,幼い子どもが遊びながら学べる内容や,難しいテーマについて考えさせる内容など,多様な視点で作られている世界各国の教育番組を視聴しました。番組製作者や教育関係者のお話を伺う催しも,大変興味深いものでした。
続く
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