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あなたは自分の血液型を知っていますか?
20/09/27 22:04:54
【新生児に血を飲ませた? 妻の逮捕に夫は反論「不妊治療までして授かった子ども」】 生後まもない長男に対する傷害容疑で実の母が逮捕された――。だが、いわゆる虐待事件とは少々事情が異なる。警察は、母親がわが子に“血”を飲ませたと疑い、新聞報道では「代理ミュンヒハウゼン症候群」なる言葉も飛び交う。一方、容疑者の夫は突然の逮捕劇に怒りを滲ませていた。 *** 「妻は自分よりも子どもを大事にしていました。不妊治療までして授かった子どもにそんなことをするはずがありません……」 今月7日に大阪府警が逮捕したのは井田莉歩(23)。その夫(31)は、本誌(「週刊新潮」)の取材に妻の無実を訴え続けた。 この奇妙な事件について府警担当記者が概説する。 「今年1月に大阪市内の病院で生まれた井田の長男は、発熱を理由に、まもなく同じ病院の集中治療室に入院します。その後、3月上旬までの間に20回以上も嘔吐し、そこに血液が混じっていた。病院側は井田が付き添っている時に限って男児が血を吐くことに疑問を抱き、府警に相談。府警は井田が長男に血液を飲ませ、嘔吐させたとして逮捕に踏み切ったのです。DNA鑑定の結果、男児が吐いたのは血縁関係のある人物の血液。母親のものとみられています」 これが事実だとして、なぜ母親がわが子に血を飲ませる必要があるのか。精神科医の片田珠美氏が言う。 「今回の容疑者には、代理ミュンヒハウゼン症候群の疑いがあります。これは親が自分の子どもを病気と偽って周囲の関心や同情を惹こうとする一種の虐待行為。子どもを苦しませたいのではなく、自分の存在を認められたいという願望から行為に及んでしまうのです」 アメリカでは2015年に、代理ミュンヒハウゼン症候群が疑われる母親から障害者のふりを強制され続けた娘が、恋人に母親を殺害させる事件も起きた。
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No.186 ①
20/09/27 22:04:54
【新生児に血を飲ませた? 妻の逮捕に夫は反論「不妊治療までして授かった子ども」】
生後まもない長男に対する傷害容疑で実の母が逮捕された――。だが、いわゆる虐待事件とは少々事情が異なる。警察は、母親がわが子に“血”を飲ませたと疑い、新聞報道では「代理ミュンヒハウゼン症候群」なる言葉も飛び交う。一方、容疑者の夫は突然の逮捕劇に怒りを滲ませていた。
***
「妻は自分よりも子どもを大事にしていました。不妊治療までして授かった子どもにそんなことをするはずがありません……」
今月7日に大阪府警が逮捕したのは井田莉歩(23)。その夫(31)は、本誌(「週刊新潮」)の取材に妻の無実を訴え続けた。
この奇妙な事件について府警担当記者が概説する。
「今年1月に大阪市内の病院で生まれた井田の長男は、発熱を理由に、まもなく同じ病院の集中治療室に入院します。その後、3月上旬までの間に20回以上も嘔吐し、そこに血液が混じっていた。病院側は井田が付き添っている時に限って男児が血を吐くことに疑問を抱き、府警に相談。府警は井田が長男に血液を飲ませ、嘔吐させたとして逮捕に踏み切ったのです。DNA鑑定の結果、男児が吐いたのは血縁関係のある人物の血液。母親のものとみられています」
これが事実だとして、なぜ母親がわが子に血を飲ませる必要があるのか。精神科医の片田珠美氏が言う。
「今回の容疑者には、代理ミュンヒハウゼン症候群の疑いがあります。これは親が自分の子どもを病気と偽って周囲の関心や同情を惹こうとする一種の虐待行為。子どもを苦しませたいのではなく、自分の存在を認められたいという願望から行為に及んでしまうのです」
アメリカでは2015年に、代理ミュンヒハウゼン症候群が疑われる母親から障害者のふりを強制され続けた娘が、恋人に母親を殺害させる事件も起きた。
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