- なんでも
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東京都では「1000万円超え」は少しもリッチでない
まず、世帯年収が1000万円を超える人は、どのくらいいるのか。厚生労働省の「平成30年度(2017年度)国民生活基礎調査の概況」によると、2017年度の日本全体の平均世帯年収は551.6万円だ。そのうち年収が1000万円を超えている世帯は全体の12.2%だった。つまり、8世帯のうち1世帯が1000万円を超えているわけだ。
しかも、平均の551.6万円は単身世帯(1人)や高齢世帯(2人)、母子家庭などを含んでの統計だ。子どもがいる世帯の平均が743.6万円、また共働き世帯の平均が729.6万円であることを考えると、「世帯年収1000万円」がびっくりするほどリッチではないことがわかる。
実際に手元に入る額は、所得税や社会保険料などが引かれ、700~760万円の手取りが一般的だ。
さらに東京都に限ると、共働き率が高いこともあって、年収が「1000万円以上」の世帯がなんと28.5%を占める(2017年度東京都福祉保健基礎調査「東京の子供と家庭」より)。つまり、東京都内では3.5世帯のうち1世帯が「1000万円以上」なのだ。一気に「1000万円」のセレブ感が薄れてしまう結果だ。- 0
20/08/13 06:27:30