• No.30 ルイス・フロイス

    20/07/28 22:48:21

    清原は、早くから巨人入りを熱望。少年時代から憧れ、目標にしていた世界の本塁打王・王貞治監督(当時)のもとでプレーすることを夢見ていた。また、巨人サイドもそれとなく清原を指名するような雰囲気だったことで、その空気は助長されていった。
    “巨人・王貞治監督(当時)は清原氏に対し、「キミは野手ではNO1の評価だ」と言って1位指名をほのめかし、本人もすっかりその気で待っていた。だがそれはあくまで「野手では」であり、「投手も含めた全体の」NO1評価だとは言っていない。そこにもトリックがあったのだ。
    その時、目と目が合った。一方は驚き、もう一方はニヤリと笑った。

 驚いた男、“パンチョ”こと伊東一雄パ・リーグ広報部長は、巨人が提出した用紙にもう一度を目をやった。「本当に?」自問しつつも、自分の職務を全うすべくマイクのスイッチを入れた。伊東の職務は、ドラフト会議で各球団の指名選手を会場内にアナウンスすることだった。

  「第1回選択希望選手、ヨミウリ…」独特の声色で巨人の指名選手を発表しようとして、ひと呼吸置いた。もう1度「本当に?」という思いが頭をよぎったからだ。意を決して、パンチョはこの会議でコールされることはないとされていた選手の名前を一気に読み上げた。

  「クワタ マスミ 17歳、投手、PL学園高校」。

 パンチョに向かって、ニヤリと笑った男、巨人・王貞治監督は何事もなかったように手元の資料を読んでは、次のページに忙しく視線を移した。
    あっけにとられる清原。巨人が指名をしてくれなかったこと、そして、プロ入りせずに早稲田大学への進学を明言していた同級生が、巨人から1位指名を受けるなど、思いもよらなかっただろう。甲子園では怖いものがないかのように活躍していた、あの「怪物」が、ドラフト会議後の記者会見では涙を見せたことは、清原にとって、どれだけ重い事態だったのか、容易に察することができた。





    18歳でこんな裏切り受けたらそら
    おかしくなるわなぁー

  • No.42 上杉景勝

    20/07/28 23:16:25

    >>30
    桑田は4月1日生まれでギリギリ同級生でしょう。1日でもあと遅く生まれていれば、また違ってたのかもしれないね。たらればだけど…

    これも運命のいたずらってやつなのかな?

コメント

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返信コメント

  • No.44 ルイス・フロイス

    20/07/28 23:21:23

    >>42
    でも早稲田進学を明示してたのに、しかも清原が熱望していた球団だと知っていたのに、自分なら指名されて行くのか?と考えてみたけどね。
    同じ様な感じでハンカチ王子もいたね。
    まぁくん、凄いな。

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