- なんでも
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インド人シェフが使う粘土製タンドールは350~1000度。
タンドール釜は炭火の熱で加熱する。
炭火で焼くと赤外線の輻射熱で中にまでよく火が通る。
ガスコンロで焼くと表面だけ高温になってパリっと香ばしくは焼けない。
ガスの成分は水素と炭素だけだからそれが燃えると水蒸気になって
チキンやナンや食材が水っぽく、べしゃっとなる。
一方、炭は純粋な炭素だから燃やしても水蒸気は出ず、チキンや食材が
水っぽくならずに香ばしく焼きあがる。
タンドールだとナンもふっくら香ばしくパリっと焼きあがる。
チキンから滴り落ちる油が炭火に落ちると
赤熱した炭から煙が出て、その煙を纏ったチキンは香ばしい香りになる。
この香ばしい香りは炭火+タンドールでなければ出せない。
ガスはガス臭くなる。
こうして伝統的なタンドール釜で焼き上げた香ばしいチキンを
カレールーに混ぜるとバターチキンカレーになる。
大変手間が掛かっている。
もしタンドール釜のあるインドカレー屋をみつけたら
ナンとカレーを是非食べてみて。- 1
20/06/08 15:49:50