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- 匿名
- 20/05/18 17:33:54
沖縄県は17日、感染が1度確認された後、PCR検査で2度陰性になったが、再び陽性になった患者がいたことを明らかにした。専門家は「明確な情報がなく、推測ではあるが、ウイルス量が少なかったために、ウイルスが検出されない可能性はある」と指摘している。
再び 陽性反応が出た那覇市の会社員女性は、4月12日に新型コロナウイルスの感染が1度確定した。その後2度陰性だったため、5月1日に退院。主に自宅療養をしており、濃厚接触者は同居家族1人で、現在、女性に症状はないという。
県立中部病院感染症内科の椎木創一医師は、再び陽性になった理由について「分析できるほどの情報がなく、未確定なことが多い」とした上で、3パターンの可能性を挙げる。
(1)体内のウイルス量が少ないため、これまでのPCR検査でウイルスが検出されなかった
(2)退院した後に再び感染した
(3)本当は陰性であるのに、今回の検査で陽性になった「偽陽性」。
(2)の再感染については、1度感染していれば抗体があるとみられるので、短期間に再び感染する可能性は低いとみる。陽性の確認が確実であれば(1)が最も考えられるのではないか、とする。
ウイルスがあるかどうかを調べるPCR検査は、ウイルスの量が少なければ検出されないこともある。体内のどこにウイルスが残っているかは正確に分からず、検出の仕方によっても差が生まれる。そのため、少量のウイルスが体内に残っていた状態で、陰性になることも考えられる。
椎木医師は「体内のウイルス量が少なければ、その分、人に感染を広げる力も少ないと考えるのが自然」と説明。明らかに免疫が落ちているなど特別な状況がなければ「少なくなったウイルスが、突然に体内で増えるということは考えにくい」と話した。
5/18(月) 10:00 沖縄タイムス+プラス
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