自粛警察、驚きの実態

　外出自粛や休業要請に応じていないなどとしてこうした嫌がらせや誹謗中傷を行う「自粛警察」。 道内でも心ない人たちの行き過ぎた行為が問題になっています。

　「どうして閉店しないのですか」「自粛シロ！」

　「ウイルス運んでくるな」

　「自粛警察」とは、営業を続ける店に嫌がらせの張り紙をしたり市外からきた車の画像をネット上でさらすなどして自粛を促す人たちのことだ。

　こうした「自粛警察」は道内でも・・・「自粛シロ！」「工事ヤメロ」「火ツケル」道内の建設現場の事務所に窓一面に貼られた心無い言葉の数々。

　さらに、札幌で営業中の店舗に貼られていたメモ用紙。

　そこには「どうして閉店しないんですか」と営業自粛を求める言葉が書かれている。ビラを見た人は「まさか、北海道というか札幌にもこうゆう方がいたんだと、率直に驚きました」「北海道の雰囲気を見ていると、自粛つらいと言いながらも、なんとか受け入れて、なんとか乗り越えてがんばろうという感じの雰囲気だったので、この方どのような思いで、こうゆう思いを便せんにしたためて、ここに差し込んだんだろうなという気持ち」

　そして仕事のため札幌から室蘭に車で向かっていた男性「仕事で室蘭方面に向かう途中、苫小牧のスーパーで買い物を済ませ、車に戻ってきたのは15分後。

　俺はそこで愕然とした」「ウイルス運んでくるな」「札幌市民のみなさんはとにかく家にいる！」と書かれた紙が男性の車のフロントガラスに挟まれていたという。

　男性の車は札幌ナンバーだった「ウイルスよりも恐ろしいのは人間だという言葉を実感した。

　ウイルスは人を思う優しさや思いやりまで冒してしまうのか…

https://www.htb.co.jp/news/archives_7589.html

5/15(金) 17:47 HTB北海道ニュース