- ニュース全般
- 応和
- 20/05/07 14:25:17
2020年5月5日 18:53ロイター
インドのデリー首都圏政府は5日、酒類の小売価格に70%の「特別コロナ税」を課す新税を始めた。中央政府が新型コロナウイルス対応の緩和策として4日から酒類販売を許可したところ、市民が殺到して感染リスクが高まったため、課税で行列を減らす狙いがある。
首都圏のアルビンド・ケジリワル首相は4日夜、「社会的距離が保たれていない」と苦言を呈し、守られなければ緩和策をやめると警告した。経済活動の停止で首都圏政府の4月の税収は例年と比べて10分の1以下の30億ルピー(約42億円)に激減したとして、政府機能を維持するために税収回復は必要だとも語った。
3月下旬以来の酒類販売となった4日は、朝から酒店の前で市民が大行列を作った。客同士の体が密着する場所もあり、閉店を余儀なくされる店が出た。(ニューデリー支局 小峰翔)
- 0 いいね