笑顔と不安の晴れの日 東京都内で入学式や始業式

匿名

匿名

20/04/06 12:45:24

4/6(月) 11:51

席の間隔を空けるなど、コロナウイルスへの対応をして行われた福生第六小学校の入学式
6日午前、東京都福生市

新型コロナウイルスの感染が拡大している東京都内の公立小中学校で6日、新学期の始業式や入学式が行われた。3月からの全国一斉休校で、登校は約1カ月ぶりとなり、友人との再会に児童らは笑顔を見せた。

一方、大勢の新入生や保護者らが参列する入学式は、校庭で実施するなどの感染防止策がとられたが、保護者からは「都内の感染が増えているのに、子供たちを集めて大丈夫なのか」と不安の声も上がった。

「おはよう」「元気だった?」。6日午前8時過ぎ。
中央区立月島第三小学校では、始業式に出席する児童らが次々と登校。マスク姿も目立った。6年の男子児童(11)は「臨時休校中は、家で一人で勉強するのがつまらなかった。早くみんなと話したい」と声を弾ませた。

始業式に続き、開催された入学式。周辺で高層マンションの建設が相次ぎ、約200人の新入生を迎える同校では、感染防止に力を入れた。

例年、会場は体育館だが、

「換気の悪い密閉空間」
「人が密集」
「近距離での密接した会話」

という「3密」を避けるために今回は校庭で実施。

来賓のあいさつや在校生による歓迎演奏もなくして、時間を大幅に短縮する一方、クラスごとの写真撮影は「子供たちの思い出になる」として実施した。

だが、保護者の中には感染が拡大している都内の状況を危惧する人もいた。ある母親は「入学式は今でなくてもよかったと思うが、自分の子供だけ入学式を欠席させる決断もできなかった。何が正解なのか分からない」と複雑な心境を明かした。

中央区の日本橋小学校では新1年生68人全員がマスク姿で入学式に出席した。感染対策として保護者は2人までに制限し、児童や保護者の椅子は例年より間隔を空けた。時間も例年は1時間以上だが、来賓の祝辞を省略するなどして20分程度に短縮した。

飛沫(ひまつ)防止のため、校歌の斉唱も自粛となったが、数日前に教員から「子供たちにとっては一生に一度の晴れ舞台。いい思い出を作ってあげたい」との声が上がり、事前に教員たちが校歌を斉唱するなど学校生活を紹介した手作りのVTRを制作。式典で披露したという。児玉大祐校長は「コロナ対策で式典は簡略化されたが、教員たちの熱い思いは伝わったのではないかと思う」と話した。

都内の大半の公立小中学校は7日以降、再び休校が続く。休校中には、学年ごとに登校日を設ける「分散登校」を予定していた学校もあったが、感染拡大を受け、中央区や江東区などで今週の登校日が急遽、中止となった。分散登校をめぐる保護者の反応はさまざまだ。

小学6年と2年の男子児童を育てる中央区の母親(41)は「家にいると兄弟げんかが絶えず、自宅で留守番させるのは心配だった。学校に行く機会ができ、給食も食べさせてもらえるのは、共働きの親にとってはありがたい」。

小学4年と2年の息子らを長野県の実家に預けている都内の女性(47)は、子供たちを帰京させなかった。「都内にいるより、実家にいたほうが感染のリスクは低い。ただ、子供たちがクラスメートと離れる時間が長くなるのも心配」と話した。

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