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- 匿名
- 20/02/08 11:56:59
2020年2月8日 11時7分
JR東日本が建設予定の羽田空港と東京都心を結ぶ新路線「羽田空港アクセス線」に関し、東京ディズニーリゾートの最寄り舞浜駅(千葉県浦安市)と直結させる方向で検討を始めた。アクセス線のうち、新木場駅方面の「臨海部」ルートと京葉線を乗り換えなしで接続する方針。関係者への取材で8日分かった。
羽田空港の新駅は国内線と国際線のターミナルに設け、新宿駅方面につなぐ「西山手」ルートを、長野、山梨方面と結ぶ中央線に直通させる構想も新たに判明した。
羽田空港には京急電鉄の空港線とJR東の子会社の東京モノレールが乗り入れている。新たに羽田アクセス線が登場すれば「首都の玄関口」と各地のネットワークが強化され、人や物の動きに大きな影響を与えそうだ。
アクセス線は臨海部と西山手のほか、東京駅を経由し茨城、栃木、群馬各県と結ぶ「東山手」の計3ルート。JR東は昨年、東山手の環境影響評価(アセスメント)に着手し、2029年ごろ開業させる方針。臨海部、西山手も順次開業への準備を加速させる考えだ。
JR東の計画によると、国内線の駅は第1ターミナルと第2ターミナル間の地下に位置し、空港近くの東京貨物ターミナルとトンネルで接続する。15両編成に対応し1時間に8本運転する。
同社の試算では、国内線新駅との所要時間は東京駅約18分、新宿駅約23分、新木場駅約20分。
関係者によると、国際線ターミナルの新駅がアクセス線の終着駅になり、国内線の新駅と数分でつなぐ見通し。舞浜駅への臨海部ルートは東京都が9割超の株式を保有する「りんかい線」を通り、京葉線に接続する考え。JR東は東京都などと新路線を巡り協議している。
西山手ルートは東京貨物ターミナルからりんかい線と合流し、大崎駅から埼京線に乗り入れ渋谷駅、新宿駅とつなぐ。中央線との直通も運行方法を検証し、具体化させる。新宿駅では特急「あずさ」や「かいじ」、「富士回遊」が発着。長野、山梨方面へ訪日外国人客を含めた輸送を担っている。
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