- なんでも
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同志社OB・OGに、四千人韓国・朝鮮人。詩人のユントンジュン。
同志社大には95五年1月現在、15か国からの留学生280人が学んでいる。
出身国別人数でナンパ11が韓国(続いて中国、アメリカ、ドイツ)。また、同志社に
学ぶ在日韓国、朝鮮人も多く、卒業生数約24四万人のうち、約4千人が韓国、朝鮮人
(在日および留学生)である。韓国が日本の植民地だった戦前、ずいぶんな数の彼の地
からの学生が入学しているし、むろん戦後の留学生も多い。多くの在日韓国、朝鮮人も
入学している。そんな中で、92年に設立されたのが「同志社校友会コリアクラブ」。
「現在、会員数は6百人。同志社英文学科に留学中に独立運動の疑惑で投獄され、敗戦
の半年前に福岡刑務所で獄死した詩人、東柱の詩碑の建立運動を進め、2月(95年)
に除幕式をしました」と、事務局を務める新川均(74年商卒)。
東柱は、韓国、朝鮮における最も有名な詩人の一人で、「死ぬ目まで空を仰ぎ一点の恥辱
(はじ)なきことを、葉あいにそよぐ風にも わたしは心痛んだ(息吹郷訳)」という
『序詩』などが、筑摩書房の高校の教科書『新編現代文』に掲載されている。声は同志社時代に、英文学演習85点、東洋哲学史80点と優秀な成績であったとも同教科書に
書かれている。
同志社出身の大阪市大専任教貝 朴一。
ユントンジュンの詩を高校時代に読み、彼が過ごしたのと同じキャンパスで学びたいと
思ったのが、同志社への入学動機」と言うのは、大阪市立大学経済学部助教授の朴一
(80年商卒、88年博士課程修了)。商学部創設以来第一号の博士号認定者で、同志社出身第一号の市大専任教員。民族問題やNIES等についての論客として知られる。著書に『韓国NIES化の苦悩』(同文館)。「学部時代は、韓文研に入り、韓国の民主化のための学生運動をやった」就職希望で、成績も良かったが、就職差別で20社受けて19社落とされた。唯一パスした外資系銀行で日本名を使うように言われ、それならと大学院に進んだ。88年から立正大学経済学部専任講師、90年から現職。同志社大学、関西学院大学などの講師も務め、毎年ゼミ生を連れて韓国研修旅行に出掛ける。
「経済学という鏡を通じて、韓国を研究している。もう一つの僕のセールポイントは、手弁当で『在日外国人から見た目本社会』がテーマの人権講演の全国行脚をしていること」 、
朴は、大阪市の在日外国人有識者会議のメンバーの一人でもある。- 1
20/01/19 08:58:06