長治
6年前、坂城町の県立高校の男子生徒がハンドボール部の試合中の事故で後遺症が残ったのは、
指導に問題があったためだなどとして、生徒と両親が、県や顧問の教諭などに賠償を求めた裁判で、長野地方裁判所上田支部は、
「指導と事故に因果関係が認められない」などとして訴えを退ける判決を言い渡しました。
平成26年12月、当時県立坂城高校の2年生だった男子生徒が、ハンドボール部の試合中、
シュートをブロックしようとした際に相手チームの選手のひざが頬にぶつかる事故が起き、
記憶障害などの後遺症が残りました。
これについて、生徒と両親が、顧問の男性教諭の指導に問題があったために事故が起きたなどとして、
県や顧問の教諭などに賠償を求める訴えを起こしていました。
16日の判決で、長野地方裁判所上田支部の仁藤佳海裁判長は、
「相手選手がシュートしようとジャンプしても、身長1メートル74センチの男子生徒が
立っている状態であれば、ひざが顔面に衝突することは困難で、男子生徒は当時、
つまづくか、かがんだ姿勢だったと推測される」と指摘しました。
そのうえで、「生徒と両親は、ビンタなどの体罰を含む顧問の違法な指導が事故につながったと主張するが、
顧問が顔面を相手のひざにぶつけるよう指導した事実はなく、指導と事故に因果関係は認められない」
などとして訴えを退けました。
判決について、裁判の後に会見した男子生徒の母親の米谷美弥さんは、
「訴えが認められず、本当に残念です。生徒を追い込むような指導は今後なくなってほしいです」
と話していました。
生徒側の代理人を務めた出井博文弁護士は、
「裁判で勝ったとしても現状の部活動のあり方が肯定されていいわけではありません。
長野県教育委員会には、部活動の安全対策を進めてほしいです」と話していました。
判決について県教育委員会は、「主張が受け入れられたと認識している。
けがを負った生徒には、改めてお見舞い申し上げる」とコメントしています。
県教育委員会は、この事故を1つのきっかけに、4年前、部活動や体育の授業中に
頭や首をけがする事故が起きた時の対応手順をまとめたマニュアルを作り、
県内のすべての公立の小中学校と高校に配布しています。
01/16 18:02
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No.2 貞和
20/01/16 21:01:10
これ、指導の問題なの?
事故じゃないの?
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No.1 匿名
20/01/16 20:46:21
体罰的な指導は有ったような文面だがそれと今回の事故を混同する責任追及のしたかは如何なものか?
モラハラ、パワハラの類いが有るのなら他のかたちで訴訟を起こすべき。
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