中高一貫校「東京・神奈川女子校」最終予想実倍率、付属校人気は高止まり【2020年入試版】

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  • 匿名
  • 19/12/31 04:00:14

12/30(月) 6:01

教育方針に「時間がかかっても本質まで掘り下げる」ことを掲げている「日本女子大附属」。理科の授業では東京ドーム6個分の広い敷地を使い、実物に触れる教育を実践している 写真提供/日本女子大学附属中学校・高等学校

共学校志向が強まる流れにある女子受験生。2020年入試では少し女子校人気が回復する兆しも見えている。有名私大の付属校人気は高止まりしているが、受験日を移動した青山学院の影響が2月2日と3日の入試状況に表れそうだ。

△2月1日に人気上昇中の入試
東京・神奈川の女子校では、系列の大学進学動向が学校選択の大きな要素となっている。

2月1日の入試を見ると、系列大学がなくなり中等教育に専念できるようになった東京女学館(1回)が4.5倍と大きく増やしている。

一方で、系列大学への内部進学が多い女子校では日本女子大附属(1回)の人気が高い。GMARCHへの進学ニーズの高さを考えると意外感もあるが、系列大以外への進学実績も伸張している点が評価されているのだろう。

グローバル化と進学校化が進む昭和女子大昭和(A・AG)は、女子校では珍しく温水プールが新設されるなど、学園創立100周年に向けての動きが急速に進む。共立女子(A)も3.4倍と人気が高まっている。

系属校の香蘭女学校の人気は高止まりしているため、次ページの表にその名前はないのだが、立教女学院も2.7倍になりそうで、立教大の女子人気は相変わらず高い。

復調を実感させるのがカトリック校の晃華学園(1回)。今回参考にしている11月に実施された四模試(SAPIX、四谷大塚、日能研、首都圏模試)の入試選択動向では、1日入試では最も増加率が高かった。

ところで、1日入試で倍率が緩和しそうな狙い目の入試はどこか。

大妻中野(1回)が前年実績の2.2倍から1.4倍へ、十文字(1回)は1.3倍から0.9倍へ下げる見通しとなっている。

1日午後では、江戸川女子(AO)が1.9倍から1.1倍へと大幅に緩和、品川女子学院(算数)も2.0倍から1.4倍と受けやすくなりそうである。

ところで、倍率はともかく、第一志願者の多い女子校はどこなのか。四谷大塚の模試で見ると、吉祥女子、女子学院、豊島岡女子、鷗友学園女子、香蘭女学校と雙葉の順に挙がっている。トップの吉祥女子は御三家の併願校として、豊島岡女子は桜蔭の併願校として安定した人気があるようだ。同じ御三家でも、小学校からの内進生もいる雙葉はその2倍以上の募集定員がある女子学院よりも実質的な競争倍率は高いという側面もある。

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    • 19/12/31 04:01:16

    △2日以降の女子校入試動向
    女子受験生にとって、2020年入試最大の話題は青山学院と東洋英和(B)が2日から3日に移ったことにある。現状を見ると、慶應義塾中等部ともかぶる青山学院は減少傾向に、一方の東洋英和は増加傾向にあるようだ。

    2日の入試で注目されるのは、青山学院の穴をどこが埋めるのかという点にある。次ページに人気上昇入試を掲載してあるが、昭和女子大昭和(B・GB)と山脇学園(B)の伸び方が大きい。

    女子の場合はメンタル面を考えて、塾の受験指導では短期決戦を考えているようだ。3日の入試もあまり勧めていないというし、4日や5日は非常に怖いと敬遠気味になっている。そんなこともあってか、安全志向で真ん中あたりの学校の人気が高まっている。

    大妻(2回)の2.6倍もそうだが、2倍台半ば以上の倍率の入試には厳しいものがある。

    人気男子校の双璧である巣鴨と世田谷学園に相当する女子校は、吉祥女子と洗足学園である。いずれも2回目の入試で3倍を超える見通しとなっている。

    2日午後の特待2回が人気になってきた跡見学園は、2020年から生え抜きの教頭が校長に就任する予定で、無双の頑張りを見せている。系列に女子大があると、そこの教授が校長になる例も少なくない。

    2日午後の穴場入試は東京女学館(国際)だろう。英語だけで授業をするという名物コースなのだが、前年の2.2倍が1.7倍に緩和される。1日入試は大人気なので、こちらのお得感が目立っている。

    3日は女子受験生にとって決戦の日となるが、ここで際立った人気を占めているのが女子美術大付属(3回)である。4.9ポイントも上昇して13.8倍というとんでもない数字が出ている。絵の好きな生徒に入ってほしいという明確なメッセージが響いているのだろう。

    4日は光塩女子学院(3回)と実践女子学園(6回)がいずれも2倍前後で比較的入りやすい状況にあるようだ。

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