- ニュース全般
-
>>5735続き(顔文字は原文のママ)
【第三幕】
王宮を脱出した閔妃は、朝鮮駐屯の清軍を頼る。
清は反乱鎮圧などを口実に漢城(ソウル)に増派し、反乱を指揮したとして大院君を清に幽閉する。
閔妃は、清に依存を深めていく。
(-_-) 日本も日本公使館警備に向け条約を結び、朝鮮に派兵し、日清戦争の火ダネとなる。
【第四幕】
開化派は閔妃の清服属に反発し84年、クーデター《甲申政変》を決行する。
清や妻=閔一族に実権を握られていた王・高宗もクーデターを快諾した。
が、閔派の通報を受けた清が1500名を派兵。
高宗の求めで、王宮警護に就いていた日本公使館警備部隊150名との間で戦闘となる。
結局、3日で制圧される。
日清間で85年、双方の撤兵と、やむを得ず出兵するに当たっての事前通告義務をうたった《天津条約》を締結する。
条約により日本は、
朝鮮の独立を担保しようと考えたのだ。
(-_-) 日清開戦は一旦は回避されたものの、
第五幕以降も止まぬ混乱の連鎖で、
両国の緊張は高まるばかり。
○皮肉な北の「主体思想」
【第五幕】
清の威を借る閔派の事大政策の陰で、
高宗はロシア南下を警戒する英国などを牽制すべく、
ロシアに積極的に秋波を送る。
同時に、
欧米に盛んに公使を派遣してもいる。
清は警戒を強め、日本の要請もあり、
大院君を朝鮮に帰す。
【第六幕】
役人の汚職や増税に怒る農民が
新宗教と結び付いて94年《甲午農民戦争》を起こす(大院君の陰謀説アリ)
一揆は朝鮮軍を撃破し続け、
閔派はまたも清に援軍を求める。
(-_-) もはや一刻の猶予もならなかった。
かくして、日清戦争の戦端が開かれる。
【第七幕】
戦争直前には、
日本の支援で閔派排除のクーデターを起こし
開化派+大院君派は政権を樹立。
だのに戦時中、
大院君は開化派の暗殺をくり返し、
前述の新宗教・農民勢力と清軍に工作し、
日本軍を挟撃せんとした。
【第八幕】
日本の日清戦争勝利で朝鮮は清の冊封体制からようやくはい出る。
大院君派が再び力を付け、
逆に清という後ろ盾を失った閔派は衰退する。
続く
- 0
15/09/02 12:31:05