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- 匿名
- 19/12/02 18:00:19
2019/12/2 17:16 (JST)
沖縄県石垣市の黒島進さん(70)ら親族は3世代総勢10人で力走した。名字は全員が「黒島」さん。
そろいの黒いユニホームには、屋号にちなんで「#R220(東(アール)フツマ)」とプリントした。
40代後半からマラソンを始めた進さんはNAHAマラソンの常連。ここ15年は連続出場し、本島各地に住む子どもたち家族が応援に駆け付けるのが恒例行事だった。いつしか進さんの胸に「孫たちと走りたい」との夢が芽生えた。
ともにマラソンを走ることの多い息子の伸悟さん(47)=糸満市=が「子どもたちは進学や部活で忙しくなる。今年がチャンス」と呼び掛け、孫5人を含む3世代10人が集まった。
家族でスタートラインに立つ感慨はひとしお。「じいちゃん、大丈夫?」「ハーフまでは頑張ろう」。励まし合って足を前へ前へと動かした。
しかし夏並みの高い気温が体力を奪い、中間地点で孫の瑞姫さん(19)が、続いて進さん、孫の結菜さん(22)、凜音さん(17)、息子の武浩さん(41)とその妻の裕子さん(42)の6人が無念のリタイアとなった。
ゴールには伸悟さん、孫の花音さん(18)ら4人がたどり着いた。
結花さん(20)は「実際に走ってみるとマラソンに挑戦しているおじいちゃんはすごい」と尊敬のまなざし。
進さんは「できれば完走したかった」と悔しさをのぞかせつつ、「こんなに思い出に残る大会はない。また一緒に走りたい」と満面の笑みだった。
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