保護された別の少女は茨城の中学生　6月に行方不明者届　大阪小6女児誘拐

大阪市住吉区の市立小6年の女児（12）が行方不明になり、6日後に保護された事件で、未成年者誘拐の疑いで逮捕された栃木県小山市の自称派遣社員、伊藤仁士（ひとし）容疑者（35）と一緒にいたもう1人の少女が、茨城県内の中学生（15）であることが捜査関係者への取材で判明した。今年6月に行方不明者届が出ていたという。


　女児は今月17日午前、住吉区の自宅を出たまま行方不明になっていたが、23日午後、小山市の交番に駆け込んで保護された。栃木県警が自宅から出てきた伊藤容疑者の身柄を確保した際、少女も一緒にいて保護された。

　大阪府警によると、伊藤容疑者は女児をソーシャル・ネットワーキング・サービス（SNS）で誘い出す際、「半年くらい前に来た女の子がいる。しゃべり相手になってほしい」などとメッセージを送っていた。