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- 19/10/30 19:22:41
「家でも出席になる法律」知ってる? 24時間好きな時間に学び、チャットで担任とやりとり…「不登校のための学園」設立!
10/30(水) 16:56 Yahoo!ニュース 18
【経営者目線】
神戸の教師によるいじめなどを見ると、教師の質、学校の質がより問われている時代である。
私には、学校経営者(郁文館夢学園理事長)の顔もある。このたび、教育の方で新たな事業に取り組む。それが、小中学校の不登校の子供の学校復帰や学校復帰以外での学習を支援する「クラスジャパン小中学園」の設立であり、その学園長に就任した。
10月24日の朝日新聞の社説に、「昨年度、小中学校を30日以上欠席した児童・生徒の数は16万4000人を超え、98年度以降で最多となった。中学の場合、40人の学級に1人はいる計算だ」とある。「不登校傾向」を加えるとさらに大きな数字になり、中学生の約10人に1人、小学生は100人に1人という日本財団の調査もある。
実は、まったく知られていないが、こうした子供を支援する法律がある。16年12月に議員立法で提出され成立した「教育機会確保法」だ。私も議員在任中に大賛成し、一票を投じた。
小中学生の場合、不登校のままでも、実質卒業できる現状がある。
ただ、中学を卒業しても内申点がつかず、高校受験の進路に影響してしまう。そこで自宅でしっかり学べば、学校に出席したことを認める「教育機会確保法」ができたが、複雑な仕組みと手続きで、教育現場が対応できておらず、昨年度、この制度を利用したのは115人だった。
クラスジャパンは、その課題解決を担う。法制度を活用し、簡単な手続きのインターネットスクールを開講。生徒には、担任制度で寄り添う先生がつく。映像授業を実施し、24時間好きな時間に学ぶことができる。保護者に代わり、生徒の在籍校との折衝も行う。不登校でも、学んだ実績が評価され、内申点がつく。
塾ではなく、義務教育に入り込んだことが特徴だ。すでに、40以上の自治体が提携・協議という形で、この取り組みに注目している。不登校の理由の1つは、家庭の状況であり背景に貧困もある。そこも意識した、経営をしていく。
不登校には、「分からないから授業を受けたくない」など学習面の理由も多いが、ネットスクールでは、到達度に従って再履修も可能だ。
また、ネット上のチャットで担任とやりとりするため、より気軽に相談できる点が大きい。実際の学校の教師には打ち明けられなかった胸の内をチャットで告白する子供が続々と出てきている。
私も先日ある不登校の男の子と会話をした。学校に行きたくないというので、まずは「行かくなくてもいいよ」と答えた、その上で「将来の夢は」「好きなことは」と質問した。そこから、未来や夢のきっかけを見つけ「それなら勉強した方がいいよ」と丁寧に寄り添う。
勉強再開の一歩目がまずはインターネットでもいい。日本中で、ネット上の担任の先生が子供に寄り添えば、現実は少しずつ変わる。皆さんの周りに不登校の子供がいたら、ぜひ一度インターネットで「クラスジャパン」と検索してほしい。
私自身も「再スタートはいつからでもできる」と、合言葉を伝え続ける学園長であり続けたい。 (ワタミ代表取締役会長 兼グループCEO)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191030-00000003-ykf-soci
ネットスクールで内申点まで付くんだって。不登校の救済策になるね。
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