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- 元治
- 19/10/15 22:32:28
中日、巨人で活躍して日本代表侍ジャパンのコーチも務め、昨季まで巨人外野守備走塁コーチだった野球評論家・大西崇之さん(48)=名古屋市在住=の次男・利都君(りつ、12)=貴船小6年=が、名古屋グランパスU―13に内定した。大西さんは中日時代の監督、故星野仙一さんの魂を子育てに適用。利都君の入団は、星野さんの孫弟子のサッカー界挑戦となる。
■母親は女子プロゴルファー、兄は少年野球で活躍
プロ野球選手と女子プロゴルファーから生まれた身体能力抜群の12歳がサッカー界の門をたたく。大西さんと妻・晴美(旧姓・坂上)さんの次男・利都君が、グランパスU―13のセレクションに合格した。
「今はただうれしいです。お世話になっている方への感謝しかありません。しっかり練習して、将来は欧州でプレーする選手になりたいです」
身長は同級生より頭ひとつ大きい162センチで体重47キロ。50メートルを7秒台前半で駆け抜ける。同市名東区のクラブチーム「イーストール」に所属し、DFからFWまで経験。成長過程で適性ポジションを見極めたいという。
大西さんから星野魂を叩き込まれた。口酸っぱく言われている言葉は「ハートは熱く、頭は冷静に」。試合前も、その言葉を思い出してからピッチに向かうという。
サッカーを始めたのは幼稚園の年中。2学年上に、硬式野球クラブ「愛知守山ボーイズ」で活躍する長男・遼多君(14)がいる。
「野球をしてもゲームをしても負けました。
負けず嫌いだから、兄ちゃんとは違う競技にしました」と利都君。大西さんは「野球をやらせたい気持ちもありましたが、小さい子どもでも本人の決めたことが1番。親が強制しちゃいけないと思った」とサッカーボールを買い与えた。
名前の利都には「大都会で勝利し、利益を挙げてほしいという願いを込めて」(大西さん)という心が込められている。
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