【静岡】病床の子を癒やし励ます犬

  • ニュース全般
  • 元治
  • 19/09/26 09:39:25

 静岡県立こども病院(静岡市葵区)が、子どもたちを元気づける常勤の犬「ファシリティードッグ」を日本で初めて導入してから間もなく10年。
闘病生活を送る子どもたちを癒やす存在として根付いてきた。
ほかの病院でも採り入れる動きが出てきている。

 葵区にある静岡伊勢丹で18日、ファシリティードッグのゴールデンレトリバー、ヨギの8歳の誕生会があり、子どもたちがヨギへの思いをつづった手紙を読んだ。

 ヨギちゃんへ いつも手術のとき一緒にいてくれてありがとう。安心できたよ。

 緊張しながら朗読したのは、静岡県富士市の藤田いろはさん(8)。ヨギとの出会いは4年前にさかのぼる。

 母みどりさん(41)によると、いろはさんは4歳の時、急性リンパ性白血病と診断され、静岡県立こども病院に約1年間、入退院を繰り返した。
ある日、突然検査を嫌がって泣き、医師にぬいぐるみを投げつけたという。
みどりさんは「それまで言うことを聞いてたから、色々たまったのだと思う」と振り返る。

 2時間ほど経ってもおさまらない中、現れたのが同病院の医療チームの一員として「常勤」しているヨギだった。
ヨギは静かにいろはさんに寄り添った。少しすると、いろはさんは「頑張る」と言って検査を受け入れたという。

ヨギの誕生日会でヨギへの手紙を読むいろはさん(右から2人目)=2019年6月18日午後3時29分、静岡市葵区追手町

 それがきっかけで仲は深まり、ヨギは毎日病室まで来るように。手術の時は手術室まで付き添ってくれた。いろはさんも時にはヨギのリードを握り、病院の廊下を散歩した。
いろはさんにとって、ヨギは「優しいし、かわいい、特別な存在」だ。

■「いやしのかたまり」「親以上の存在」
 静岡県小山町の池谷花野さん(16)も白血病で2017年から1年半、同病院に入院した。親との面会時間は短く、薬の副作用で吐き気もする。
「自分の身体とは違う」と感じ、つらかった。だが、ヨギが来るとつらい時間が楽しい時間に変わった。

 ヨギをなでながら、ヨギのパートナーである鈴木恵子さん(55)と話すのが楽しみだった。「ヨギは『いやしのかたまり』。
一緒にいると、病気のことを忘れられる」

 母親の麻紀さん(46)も病院で花野さんのそばにいるヨギを見て「娘は私よりもヨギを当てにしていた。親以上の存在になっていたと思う」と話す。

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    • 19/09/26 15:22:59

    先日、生後3ヶ月の子猫の予防注射に
    動物病院に行った時、子猫が初めての事で
    怖がってニャーニャー鳴いてたら、おじいちゃん柴犬が「どうした?どうした?」ってヨロヨロ歩いてきて、子猫が泣き止むとヨロヨロ元の場所に戻って、また鳴き出すと「どうした?どうした?」とヨロヨロと来るので
    本気で可愛かったし面倒見いいなー!!と思った。ワンちゃんは本当に面倒見がいい!

    • 2
    • 5
    • 天平感宝
    • 19/09/26 09:49:38

    特集見たことあるけど動物の力ってすごいよね。癒される。

    • 5
    • 19/09/26 09:47:45

    私も犬に毎日癒されてる。

    • 3
    • 19/09/26 09:46:48

    動物って本当に癒されるね。

    • 3
    • 19/09/26 09:45:39

    可愛い。長生きして欲しい。

    • 3
    • 19/09/26 09:40:44

    動物って凄いよね。

    • 4
※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ