- ニュース全般
- 嘉承
- 19/09/04 19:19:29
2019年9月3日 18:21TBS NEWS
東京・目黒区で5歳の船戸結愛ちゃんが「パパ、ママごめんなさい」などと書いたメモを残して死亡した事件。母親の優里被告(27)の初公判が開かれました。
髪を短く切り、憔悴した様子で法廷に現れ、涙を流しながら、やっとのことで名前を口にした優里被告。
「間違いありません」(優里被告)
起訴内容を認めました。優里被告は、去年1月から、結愛ちゃん(5)が父親の雄大被告(34)に殴られたことを知りながら放置したうえ、十分な食事を与えずに死亡させた罪に問われています。
「おおむね認めるんですけど、殴ったのは知らなかったです。雄大被告の報復が怖くて、警察に通報できなかったです」(優里被告)
続いて行われた冒頭陳述。検察側は、「結愛ちゃんは東京に転居してからはほぼ自宅からは外出せず、食事は一日1、2杯の汁物のみになった」と指摘。一方で弁護側は、優里被告が雄大被告に『心理的に支配されていく過程』を明らかにしました。
優里被告は雄大被告と再婚し、男の子を妊娠しますが、その頃から、「子育てができていない」などと、結愛ちゃんの育て方を巡り、雄大被告から長時間、説教を繰り返されるようになったといいます。転居後、雄大被告による結愛ちゃんへの暴行はエスカレート。優里被告は泣きながら暴行をやめるよう懇願したり、結愛ちゃんにこっそり菓子をあげたりしたこともありました。しかし、雄大被告の暴行を制止することはできず、衰弱していった結愛ちゃん。
「結愛ちゃんが亡くなった日、優里被告は結愛ちゃんにずっと添い寝をしていました。楽しかった思い出話をして、ずっと励ましました。しかし、結愛ちゃんは衰弱し亡くなりました」(弁護人)
証拠調べでは、家族が暮らしていたアパートの部屋の状況も明らかになりました。間取りは2DKで、結愛ちゃんが一人で過ごしていたのは6畳の部屋でした。部屋にあったのは、シミのついた布団や紙おむつ、空の茶碗など。「日課」が書かれた紙があちこちに貼られていて、モノが散乱している状況の写真が示されました。
なぜ、結愛ちゃんを救うことができなかったのでしょうか?(03日16:59)
- 1 いいね
No.-
98
-
永暦