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- 匿名
- 19/08/22 09:39:44
愛知県安城市の障害者支援施設に入所していた鶴田早亨さん(当時28)は6年前、ふだんは施錠されている開いていた扉から外に出て、近くのスーパーでドーナツをのどに詰まらせて亡くなりました。
施設を運営する法人は1800万円の支払いを申し出ましたが、遺族は、
「働いて収入を得るのが難しくても、健常者と障害者で賠償額に差があるのは命の価値の平等に反する」
などとして、健常者と同等の額となる7200万円余りの賠償を求めていました。
ことし2月の1審の名古屋地方裁判所では、施設側に過失はなかったとして遺族の訴えを退けたため、賠償額についての判断は示されませんでした。
2審の名古屋高等裁判所で19日和解が成立し、弁護団によりますと施設側が鶴田さんと遺族に謝罪することや、再発防止策を実施すること、遺族への解決金を支払うことなどが条件として盛り込まれたということです。
和解の取り決めで解決金の額は公表されませんでしたが、弁護団は
「解決金には、将来働いて得られると見込まれる逸失利益も一定程度認められたと認識している。
裁判の目的の命の平等の実現に一歩近づいたと考えている」
と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagoya/20190819/3000006313.html
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