• No.2777 文永

    19/08/21 08:35:56

    ■「悪人」イメージにぴったりの男が現れた

     「あおり運転」は、これまでだれもが日常で感じうる危険であったがゆえに、これに対する怒りは多くの人に共有されていた。人びとが音もなくしかし着実にため込んでいた「静かな怒り」を一気に噴出させるきっかけとして、今回の犯人はうってつけの人物だった。

     というのも、「あおり運転をするような奴は、自分勝手で、乱暴で、他人の生命を危険にさらすことを何とも思っていない悪人に違いない」という人びとのイメージにまさしく一致する、画に描いたような男が映像付きで現れたからだ。

     「私たちは、この男のような狂暴で身勝手な人間に、毎日脅かされているのだ。そんなことはあってはならない」と、多くの人がわが身に起こったことのように共感した。「正義を求める不安な人びと」と「危険にさらされる怒れる人びと」――思惑の異なる両者ではあるが、偶然にもひとつの出来事によってその声が合わさり、増幅されたことで、事件および容疑者へのバッシングをより激烈なものにしている。
    ・・・・・・・・・・・・・

    この記事に大きく頷いた。

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