夏の東京43.3度、2月に熱中症…2100年天気予報

  • ニュース全般
  • 延享
  • 19/07/10 04:53:17

2100年夏、東京の最高気温は43・3度に達し、中心気圧870ヘクトパスカルの猛烈な台風が接近する――。環境省は、温暖化対策が十分取られない際の将来を描いた予想動画「2100年 未来の天気予報」の新作を公開した。冬の予報が新たに登場した。

 気象庁気象研究所がシミュレーションした2100年8月と2月のある日の天気予報を、タレントの小島瑠璃子さんがキャスター役で、紹介する。

 国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の報告書は、温暖化対策を取らなかった場合に今世紀末の平均気温が最大4・8度上昇すると予測する。この場合、8月に暑さで有名な埼玉県熊谷市で最高気温が44・9度、名古屋市で同43・4度を観測、夏季の熱中症などの死者は全国で1・5万人を超えるとしている。2月でも東京の最高気温は26・0度と夏日になり、熱中症で病院に運ばれる人も出るとしている。

 一方、温暖化対策の国際ルール「パリ協定」は、産業革命前からの上昇を1・5度未満に抑える努力を締結国に求めている。この場合も夏の最高気温は東京40・0度、名古屋市40・8度、仙台市37・9度を観測、京都市では猛暑日が40日に及ぶとしている。

 環境省の担当者は「パリ協定目標を達成しても過酷な気象が避けられない。そんな未来を想定し、一人ひとりが温暖化問題を考えてほしい」と話す。同省のサイト(https://ondankataisaku.env.go.jp/coolchoice)で閲覧できる。(桑原紀彦)

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声

画像表示ON・OFF

    コメントがありません

※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています
新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ