まず、韓国は、TVやスマホなんかに使われる半導体の製造がさかんな国なのね。
国の収益の20%を、半導体の輸出産業が占めてる。

そして、半導体を製造するための材料の中には、

・フッ化ポリイミド
・レジスト
・高純度フッ化水素（エッチングガス）

というものがある。
これらは日本が世界シェア7～9割を占めている。
そして、大量破壊兵器の製造にも使う事が出来る。

ところで、貿易には「キャッチオール規制」っていう規定がある。
これは大量破壊兵器の製造に転用可能な物資をコントロールする規定。
「最終的に誰が使うかがわからないと売らないよ」って仕組みなのね。
その監視体制を整えた国は優遇され、輸出規制が緩くなる。これがいわゆる「ホワイト国」。

韓国はここ数年、日本に大規模なフッ化水素（エッチングガス）を発注していたんだけど、その半分近い量の行き先がわからなくなっていた。
そして、日本がその使い途を問い合わせても無視して返答しなかった。

フッ化水素は核を製造するのに必要。
そしてここ最近イランが大量にウランを溜め込み始めた。
さらに韓国の企業が北朝鮮にコッソリ物資を横流ししていたのも摘発された。

もし仮に、韓国がフッ化水素をイランや北朝鮮に横流ししていれば、行き先不明なまま放置してた日本もタダじゃすまないことになる。
だから、日本は韓国を「ホワイト国」から除外する事にした。

韓国は、それを不満に思っていて、
日本政府に「撤回しろ！」と迫ったり（日本は「撤回しない」と言っている）、
WTO（世界貿易機関）で「日本が不当な輸出規制をかけようとしてるんです！」とわめき散らしたり（WTOは「自分で解決しなさい」と言っている）、
アメリカに「日本の輸出規制を撤回させるように言ってください！」と泣きついたり（アメリカは「日本の対応には何ら問題ないが？」と言っている）しているんだよ。

ちなみに、韓国は「ホワイト国」としての優遇措置がなくなるだけで、他の国と同じように通常の手続きを踏めば（そして問題がなければ）輸入は可能。