- なんでも
- 嘉応
- 19/06/17 18:29:32
─暴力団経営のタピオカドリンク屋はJR山手線某駅に近い繁華街の一角にあった。
立地も、ファンシーな店構えも、笑顔の店員も、暴力団と無関係にしか見えない。実際、働いている店員は、自分が暴力団のフロント企業でアルバイトをしているとは思っていないだろう。ましてや、SNS上にアップする写真を撮影したり、モチモチした食感を楽しんでいる“タピオカ女子”たちは、その代金が暴力団に還流されているとは想像すらできないはずだ。
そもそもタピオカはデンプンで出来ているから着色すればどんな色にもなる。たまたま黒い方が若者にウケるから使っているだけだ。
この幹部は商品であるタピオカを業務用スーパーで仕入れているという。
「ブームで品切れが続くようになったので有名チェーン以外の有象無象は中国からの輸入に頼っているところがほとんどだろう。ネットで『黒糖珍珠粉圓』と調べれば安いのが沢山みつかる。原価は1杯で20グラム使うとして約6円。客はタピオカがたくさん入ってると喜ぶんだけど、あんなん沢山入れても痛くない。むしろ飲み物代の方が高い」
◆「こんな楽な商売はない」
彼とは別の広域組織の暴力団員は、まだ駆け出しといっていい程度のキャリアだが、不良仲間だった知り合いに資金提供させ、タピオカ店を出店している。
ミルクティー1杯15円程度の原価だ。いまは大ブームで、どこも激戦区なので、ちゃんとした茶葉を買い、ミルクを注いで、それなりの手間をかけるようになったので原価は30~40円。飲み物代よりタピオカが安いから、うちも“タピオカ増量無料”をアピールしている。客の9割は増量を選ぶし、店は茶葉やミルクの節約になって一石二鳥、売り値は1杯約500円だからストローや容器代を入れても原価は1割ほど。飲食店の平均原価は3割なので、タピオカは優等生だ」
韓国で飲んでみたけど、日本より容器も味もクオリティ高いし、特大サイズで200~300円
日本は、詐欺だよね。
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