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- 19/06/06 17:53:02
──ある性的指向のあるユーザーへのお勧め動画として表示......
10歳の少女が、友達と水着でプールで遊んでいるだけの動画をYouTubeに投稿したところ、短期間で40万回以上再生され、母親を驚かせた──。米New York Timesは6月3日、あどけない子どもの動画を、YouTubeが小児性愛的指向のあるユーザーへのお勧め動画として表示してしまう問題を紹介した。
この機能は機械学習アルゴリズムを採用し、ユーザーが動画を再生すると、その下に「次の動画」としてその動画を見たユーザーが好みそうな動画をリスト表示するというもの。YouTubeによると、このお勧め機能によって再生される動画は再生される動画全体の約70%を占めるという。
■ 「次の動画」に表示される動画が段階的に過激になっていく
New York Timesは、「次の動画」に表示される動画が段階的に過激になっていくという研究者の指摘を紹介している(この現象は、「不思議の国のアリス」でアリスが落ちた穴に例えて「ウサギ穴エフェクト」と呼ばれる)。例えば、自転車の動画を見て「次の動画」で何本も関連動画を再生していると、自転車レースでのショッキングな事故の動画を勧められるようになる。性的な動画の場合、お勧めはどんどん奇妙で極端な方向に進んでいき、被写体は若くなっていく。
研究では、セックスについて話す女性の動画を再生すると、下着姿の若い女性の動画を勧められ、思春期の女性が子供服を着てポーズを取っている動画を勧められ、その先はひたすら“服を少し身につけた”子どもの動画が勧められ続けた。
勧められる子どもの動画の多くは、性的な内容を意図したものではなく、おそらく家族内で楽しむホームムービー的な感覚で両親が投稿したものだが、YouTubeのアルゴリズムは特定の好みを持つユーザーのアクティビティなどから学ぶことで、そうした動画を別の解釈で勧めるようになったとみられる。
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