農家「トマトが赤くなったよ」ニート「そうですね」=「ニートは対話力不足」←何が正解なの?

  • なんでも
    • 212
    • 霊亀
      19/05/19 08:38:54

    >>210
    ブログに転載してた人いたから拾ってきた。
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    若者自立塾、ニートの対話力不足に照準(東京)
     増加するニート対策として、昨年7月にスタートした「若者自立塾創出推進事業」で、厚生労働省から委託を受けた福生市の「若者自立塾」では、ニート共通の対話能力不足の解消に力点を置いた訓練で効果を上げている。対話をきっかけに、意欲や方策を見いだし、就労に結びつけるケースが増えている。

     新潟県出身の遠藤崇之さん(30)は、大学を中退後、専門学校でコンピューターを学んだ。しかし、仕事に対する漠然とした不安から就職できず、一日中何もせずに過ごしていた。30歳になる前に、何とかしなくてはとの思いから、インターネットで知った「若者自立塾」に入塾した。

     NPO法人「青少年自立援助センター」(工藤定次理事長)が運営する塾では、労働体験をしながら毎朝7時の起床など規則正しい合宿生活を送る。仕事は、市内の集合住宅から回収する資源ゴミの分別や、市民団体と協力して行う不要になった車いすの回収と整備、援農作業などをしている。労働体験のほか、キャリアカウンセリング、パソコンの資格取得講習などもあり、現在、20代前半を中心に男女10人が入塾している。

     入塾した若者に共通しているのはコミュニケーション能力の低さで、対話能力を向上させることに力を注いでいる。例えば、援農作業をしている時に、農家の人に「トマトが真っ赤になったよ」と話しかけられても、「そうですね」と答えるだけで会話が終わってしまう。資源ゴミの分別作業でも、ただ黙々と作業を続けるだけ。副塾長の石井正宏さんは、自発的な発言から生まれる対話能力こそが意欲の源と考えてコミュニケーションを重視している。分別作業中に、「これはどのカゴですか」という言葉が発せられれば、それだいけで一つに進歩だという。

     石井さんは、「仕事の内容より、休憩時間に同僚と会話ができずにつまづきを感じた塾生が多い。対話が成立すれば、意識が外に向き、好奇心なども増え、働く意欲も沸いてくる」と話す。

     遠藤さんは、「最初は、会話をすることがしんどかった。同じ悩みを抱えた人と話をすることで、作業への意欲も沸き、向かっていきたいという気持ちが生まれてきた」と話す。遠藤さんは現在、ハローワークに通い、仕事に就こうとしている。

     塾の終了者の中には、コンピューター関連会社の社員になったり、運送会社でアルバイトとして働くなど、対話能力の向上が就労への意欲に結び付いている事例が増えている。石井さんは、「ニートの若者は、小さいころは活発だった場合が多い。しかし、過度の期待やちょっとした失敗で、コミュニケーション力を失ってしまった。塾は元のキャラクターにリセットする場になっている」と話している。

    (2006年4月7日 読売新聞)

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