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言うほど悪くはない最終的には本郷雫が主人公と言ってもよいドラマだった。
たしかに皆さんご指摘のようにリアリティ的にはめちゃくちゃだが、ドラマとしては悪くなかったと思う。
透が生きていたのと、最後にYOUおばさんが出てきて素人演技で雰囲気をぶち壊しにしたのは残念だったが、伊勢谷友介は名演だった。真木よう子も滑舌の問題を除けば、好演していたと思う。
本郷雫が最後にひとりで車椅子から立ち上がって辰夫に殺されるのも、現実的にはあり得ないはずだが、アレは、本郷雫の最期の孤独を表現したかったのだろう。辰夫があの格好で近づけるわけもないが、父親としてすべての決着をつけなければ収まらない辰夫の姿を描くためには仕方ないだろう。
ドラマは現実そのものではない。ドラマの主題に沿って一貫しているなら現実にあり得ない展開でも、私は許されると思う。- 13
19/09/22 03:08:59