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- 19/05/12 23:56:52
◆愛子天皇待望論が浮上
賛成79.6%──令和時代が始まった直後の5月1、2日に共同通信が実施した緊急世論調査が大きな話題となった。皇室典範で「男系男子」に限るとした皇位継承をめぐり、女性天皇を認めることの賛否を尋ねた結果、「賛成」が79.6%で、「反対」の13.3%を大きく上回った。
長い歴史を持つ日本の皇室にとって、安定的に皇位を継承することは何にも増して優先される最重要事項である。
皇位継承の規則を定める皇室典範の第一条には、《皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する》と記される。「男系の男子」とは、父方が天皇の血筋をひく男性のことだ。このルールでは、現在、皇位継承資格を有するのは、継承順位順に【1】秋篠宮さま、【2】悠仁さま、【3】常陸宮さまのたった3人に限られる。
「常陸宮さまはすでにご高齢ですし、秋篠宮さまは天皇陛下と6才しか違わないため、将来にわたって天皇の地位を務められる皇位継承者は、悠仁さまに限られます。悠仁さまが結婚された後、その妻との間に男子が生まれなければ、天皇家にとって何よりも重要な皇統が途絶え、天皇制が終焉してしまうのです」
悠久の歴史を誇る日本の天皇制が終わる──あまりにショッキングな事実に国民は震撼した。そこで愛子天皇の待望論が浮上したのだ。
加えて「秋篠宮家の諸問題」を指摘する声もある。
「眞子さまのご結婚の目処が立たず、結婚を許されていない秋篠宮さまに対し、佳子さまは反発する姿勢です。ご夫妻はお子様方の自由意思を尊重される教育をされてきましたが、ここにきて不安の声が上がっています。悠仁さまが天皇にふさわしい人格に育たれるのかが注目されます。
一方で愛子さまは、生まれた時から『皇太子の長子』の立場で、天皇陛下の立ち居振る舞いを暮らしの中で学ばれてきました」(前出・皇室ジャーナリスト)
政府も重い腰を上げた。菅義偉官房長官は5月1日、安定的な皇位継承について、今秋以降に検討を本格化する考えを示した。女性天皇容認が念頭にあるのは間違いない。
「小泉純一郎政権時代の2005年、皇室典範に関する有識者会議で『皇位継承は男女問わず、長子優先』という結論が出され、改正案が翌年の国会に提出される運びでした。ところが、2006年2月に紀子さまが懐妊され、悠仁さまが誕生されると、お蔵入りになったんです」(皇室記者)
女性天皇実現へのハードルは、決して高くないのだ。
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