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- 19/03/01 22:18:32
神奈川県の東名高速で2017年6月に起きたあおり運転による死亡事故を巡り、無関係なのにインターネット上にデマを書き込まれたとして、北九州市の会社社長(48)が来週にも書き込んだ男性ら8人に計880万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁直方支部に起こす。
原告は「石橋建設工業」(八幡西区)の石橋秀文社長。代理人弁護士によると、被告とするのはネット上にデマを書き込んで中傷したとして福岡県警が名誉毀損(きそん)容疑で書類送検した11人(福岡地検小倉支部が昨年8月に不起訴処分)のうち8人。3人は謝罪文を送ってくるなどしたため、対象にしなかった。
8人は17年10月11~13日、事故で逮捕された男の姓と同じで住所地が近い石橋社長について、男と無関係にもかかわらず、「男は社長の親族」「会社は勤務先」などとネット上に投稿したり、転載したりしたという。デマが拡散され、会社には中傷電話が100件以上かかる日もあり、一時的に休業も余儀なくされた。石橋社長は会社が受けた経済的な損害と、社長や家族の精神的な苦痛に対する賠償を求めている。
石橋社長は「同様のネット中傷を受けたという人たちから応援の声もある。ネット上に書いても逃げて終わりではなく、責任が伴うのだと訴えていきたい」と話している。
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