映画の世界体感、愛知県長久手市ジブリパーク整備構想 先行エリアとして２０２２年秋に開業

する「青春の丘エリア」のイメージ＝（ｃ）Ｓｔｕｄｉｏ　Ｇｈｉｂｌｉ


　県とスタジオジブリ（東京都）が愛・地球博記念公園（長久手市）に整備するジブリパークの開業時期などの整備構想が二十一日、明らかになった。各エリアには園内の自然を生かし、ジブリ映画に登場する建物を再現した施設を造る予定で、映画の世界を体験できそうだ。

　先行エリアとして二〇二二年秋に開業する「青春の丘エリア」＜１＞は来場者の玄関口となる。既存のエレベーター棟を映画「ハウルの動く城」を連想させる建物に改装。「耳をすませば」に登場する骨董（こっとう）品店「地球屋」も建設する。

　「ジブリの大倉庫エリア」＜２＞は和洋折衷の建築空間をイメージし、展示室や遊び場、売店を整備。展示物を収める地下の大倉庫に入ることができるバックヤードツアーなどを催す予定だ。「どんどこ森エリア」＜５＞は既存の「サツキとメイの家」から裏山に向けた散策路を設け、「となりのトトロ」に登場する社とつなぐ。

　その一年後をめどにオープンする「もののけの里エリア」＜３＞は日本の里山の風景をイメージしたエリア。最も広いエリアとなる「魔女の谷エリア」＜４＞は北欧風の空間をイメージした複合施設となる。