- なんでも
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>>22 コピペ
クリスマスプレゼントを渡してから2日後の12月9日、上総君の容態が急変し、呼吸も困難になっていた。人工呼吸器を付けると話ができなくなるため、母親の稜さんは上総君にどうしても伝えたい言葉があった。その言葉は、今までずっと上総君に語っていた言葉であった。「カズ、愛してるよ」と稜さんが言うと、上総君は意識がもうろうとする中で「俺も」と言った。そして、稜さんは「ありがとう」と言葉を返した。上総君は、稜さんが「愛してるよ」というと「俺も」といつも返してくれていたという。稜さんは、上総君の「俺も」という言葉がきけなくなるのが一番寂しいと、そして自分は好き勝手に生きてきたので、子供ができて初めて、自分以外の人間をこんなに大切にしてきたことがなかったので、覚悟なんてずっとできないとおっしゃっていた。
それから、3時間後さらに上総君の容態が悪化、上総君は意識不明となった。両親は、「カズ」と必死に呼びかけた。稜さんは、上総君の心臓の鼓動が弱まる中自分の髪を切ってもらい、上総君に握らせた。稜さんが上総君を抱っこした時稜さんの髪を触るのが好きだったからだ。そして、午後5時上総君は両親の腕の中で静かに息を引き取った。- 6
18/09/06 01:03:15