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- 18/08/22 23:00:42
海抜ゼロメートル地帯に位置する東京都東部の江東5区(墨田、江東、足立、葛飾、江戸川)は22日、河川氾濫などによる大規模水害を想定した広域避難計画を公表した。最悪のケースでは域内人口の9割を超える約250万人が被災するといい、千葉や埼玉などの他県や東京西部など域外への早期避難を求める。
5区で協議会を作って検討してきた。集中豪雨で荒川と江戸川が同時に氾濫し、巨大台風による高潮が発生すると想定したところ、域内の9割以上が被災し、浸水の深さが最大10メートルに達する地域もあった。約100万人が居住する江戸川区西部などは2週間以上、水が引かないという。
避難計画は、河川氾濫が予想される24~9時間前に「広域避難勧告」を発令すると定めた。気象庁による高潮特別警報などを参考にする。
一方、膨大な被災者が避難できる場所の確保は困難が予想される。協議会は「住民にも独自に避難場所を確保するよう求めていきたい」としている。【高橋昌紀】
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