• No.182 とも

    18/08/23 11:01:37

    続き
    昭和64年1月4日午前6時30分

     宮野、小倉、湊、渡邊で被害者に対してリンチを始めた。顔面にろうそくを垂らしたり、次々と顔面を殴り、被害者は血だらけの状態となった。更に1.7キロもある鉄製のアレイを宮野が持ち出し、渡邊が被害者の腹に落とした。

     リンチが終わったのが午前10時ころで、その後、被害者が逃げないように足をガムテープでぐるぐる巻きにすると4人でサウナに行った。宮野は、後に「ひょっとしたらあぶないんじゃないか、死んでしまうんじゃないかという気持ちが出てきたと思うんですが、鉄の棒で殴っても動かないんで」と述べている。


    1月5日昼過ぎ

     湊の兄から小倉に「被害者の様子がおかしい」と電話がかかり、宮野、小倉、湊で駆けつけて見ると被害者は敷きっぱなしの布団で冷たくなっていた。

     宮野は、後に「"じゃあ、どうする"、"捨てよう"ということになって、自分が劇画を読んでいて、ドラム缶のなかに、コンクリートを流しこんで、海に捨てちゃうという場面を思い出して、そのことがとっさに浮かんで、自分、まえにセメントとか、そういう会社に勤めていたんで、作り方もわかるので、ドラム缶の中に捨てようということになりました」と述べている。

     バックに詰め込んだ遺体は、宮野の家の前で、3人でドラム缶にいれ、コンクリートど流しこんだ。近くの川に捨てようとしたが、小倉が「家が近いので怖い。化けて出るかもしれない」と反対して、東京湾に捨てることにした。

     宮野が借りてきたワゴン車を運転して、東京湾の埋め立て地まで行ったが、適当な場所がなく、道路脇の草むらに捨てた。

    平成元年1月23日

     11月8日に犯した強姦により宮野等が逮捕される。逮捕後の調べでコンクリート殺人を自供。

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