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- 18/08/14 17:47:44
海洋研究開発機構は今年3月14日、南海トラフ巨大地震の想定震源域で「ゆっくり滑り」と呼ぶ現象が広い範囲で繰り返し起きている可能性があると発表した。海底に沈めた地震計などの観測データを分析してわかった。巨大地震発生の仕組みなどの解明につながるとみている。英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載された。
南海トラフでは、海側のプレート(岩板)が陸側プレートの下に沈み込んでいる。そのひずみに耐えきれずに境界が急に動くと、巨大地震が起こる。一方、ゆっくり滑りは境界がゆっくり動き、人は揺れを感じない。
2016年4月に三重県沖で起きた地震を調べた。震源域よりも浅い部分では「超低周波地震」と呼ぶ非常にゆったりとした揺れが観測され、ゆっくり滑りも同時に発生していた。
ゆっくり滑りは東日本大震災の前にも発生している。監視することで大地震発生の手がかりなどの解明につながると期待されている。
現在解明中ではあるが、1つ気になる事がある。東日本大震災の前に発生していた「ゆっくり滑り」が観測され始めたのが、2010年10月。
そのおよそ5ヶ月後にあの超巨大地震が起きた。南海トラフ地震想定域で今年3月に観測された「ゆっくり滑り」から5ヶ月。
改めて巨大地震に対する心構えの必要性を感じる。
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