看護師遺棄事件 捜査中の男死亡

浜松市で２９歳の看護師が連れ去られ静岡県藤枝市の山で遺体が見つかった事件で、警察は監禁の疑いで逮捕状を取り行方を捜査していた３９歳の男が、新潟市内で死亡しているのが見つかったと発表しました。警察は、この男が連れ去りを持ちかけたとみて詳しいいきさつを調べています。
５月２６日、浜松市のスポーツジムの駐車場で市内に住む看護師の内山茉由子さん（２９）が２人の男に車ごと連れ去られ、２週間後の６月９日、藤枝市瀬戸ノ谷の山で土に埋められた遺体が見つかりました。
警察は住所不定の無職、伊藤基樹容疑者（２８）と、名古屋市天白区の無職鈴木充容疑者（４２）を監禁の疑いで逮捕し、さらに２人に連れ去りを持ちかけた男がいたとみて、住所・職業不詳の芥川豊史容疑者（３９）の逮捕状を取って行方を捜査していました。
この事件で、警察は１９日、新潟市内のホテルで、６月１５日、芥川容疑者が死亡しているのが見つかったと発表しました。
現場の状況から自殺とみられるということです。
これまでの調べで、３人はインターネットの掲示板で知り合い、内山さんとは面識がなかったとみられています。
また、捜査関係者によりますと、逮捕された２人は「事件当日、ＪＲ浜松駅で３人が合流し、女性の連れ去りを検討した」という趣旨の供述をしているということで、浜松駅周辺の防犯カメラには、３人とみられる男が写っていたということです。
警察は、内山さんが連れ去られ、遺体が遺棄されるまでのいきさつを調べています