- なんでも
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>>21
「のろい」も「まじない」も現代では「呪い」の字を充てますが、まじないのほうは本来「禁厭」という字です。こちらのほうは防災や病魔退散、鎮宅などの意味合いにおいて使われています。こうした際には「禁厭=きんえん」とも発音されます。
その昔、医療的行為と呪術は同意で、神仏の「魔術的な力」を得ることで病気などの平伏を試みました。
こうした事情のもと、江戸時代に生きた国学者の伴信友が、吉凶を「吉」と「凶」に分類し、もっぱら凶にあたる「まじない」を呪い、吉凶共に含めた「まじない」を禁厭としました。しかしこれらの分類も、西洋の合理主義が導入されることで「迷信」というレッテルをはられ、いつしか一緒くたにされてしまいました。現在では、まじない・のろいのいずれも「呪い」という字に合流してしまっています。- 2
18/06/21 02:39:14