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- 18/04/12 13:58:28
静岡市駿河区で8日に開かれた大相撲の春巡業「富士山静岡場所」で、力士が土俵で子どもに稽古をつける「ちびっこ相撲」に参加予定だった小学生の女の子が、日本相撲協会からの要請で土俵に上がれなかったことが、主催者らへの取材でわかった。過去には女児が参加した年もあったが、開催直前に協会から連絡があったという。
地元有志らでつくる実行委員会によると、「ちびっこ相撲」には複数の女児が参加予定だったが、4日に協会の荒磯親方(元幕内玉飛鳥)から電話で「女の子は遠慮してもらいたい」と連絡があったという。実行委の担当者は「ちびっこ相撲は2015年から毎年実施しており、女子が参加した年もあった」と説明する。
協会は女性が土俵に上がることを原則、認めていない。同じ4日には京都府舞鶴市の巡業で、土俵上であいさつ中に倒れた市長を救命していた女性に土俵から降りるよう求めるアナウンスがあり、協会の八角理事長が謝罪した。
富士山静岡場所は2015年から毎春、県営体育館で開かれており、8日はちびっこ相撲に加え、握手会や十両・幕内力士らの取組などがあったという。(宮川純一)
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