- ニュース全般
- 匿名
- 18/03/19 22:18:32
１万円札１０枚を全て１０００円札に両替しようとした際、銀行のミスで渡された１万円札１００枚を返さなかったとして、占有離脱物横領罪に問われた東大阪市の無職の男（３１）の初公判が１９日、大阪地裁であった。検察側は懲役１年を求刑し、弁護側が執行猶予付きの判決を求めて即日結審した。
男は昨年１０月２７日、東大阪市内の銀行で、１万円札１０枚を行員に渡し、１０００円札１００枚との両替を依頼。行員は誤って１万円札１００枚を交付したが、その場では気付かず、男は全額を着服したとして起訴された。
弁護人によると、男は日雇い労働で１０万円を稼ぎ、「札束が見たい」と両替を依頼。２、３日後に１００万円と気付いたが、一部は滞納していた家賃などに使ったといい、４５万円は返金した。男は公判で、「仕事に励み、残りのお金を返したい」と話した。
銀行は取材に「帯封付きの１万円札の束を１０００円札と勘違いした。確認が不十分だった」と説明。捜査関係者は「事実は小説より奇なりだ」と話している。【遠藤浩二】
- 0 いいね
