愛知県教委、教諭が体罰、停職６カ月　児童９人に繰り返す

　愛知県豊橋市立岩西小学校の男性教諭（４３）が複数の児童に体罰を繰り返していた問題で、同県教育委員会は９日、この男性教諭を停職６カ月の懲戒処分にした。男性教諭は同日付で依願退職した。

　県教委によると、男性教諭は昨年１０月、担任を務めていた２年生の算数の授業で、解答が間違っていたことを理由に女子児童の後頭部を持ち複数回、黒板に額をぶつけた。女子児童は約２週間、学校に来られなくなった。

　その後の調べで昨年４～１０月、この女児を含む計９人の児童に定規で頭をたたいたり頬をつねったりする体罰を繰り返し、口止めもしていたことが分かった。２０１２年８月にも外国籍の４年生児童への体罰で県教委から戒告処分を受けており、男性教諭は「指導に熱が入ってしまった。深く反省している」と話しているという。

　また、県教委は尾張地区の高校の男性教諭（２６）に対し、女子生徒にキスをしたり胸を触ったりするなどのわいせつ行為をしたとして、停職６カ月の懲戒処分にした。この男性教諭も同日付で依願退職した。