- ニュース全般
- 鶏つみれ
- 18/01/29 17:53:35
YouTubeや動画アプリなど、最近は大人も子どもも動画を楽しめる環境が充実。子どもはなぜか「おもちゃを開封する動画」や「見知らぬ兄弟姉妹がおもちゃで遊んでいる様子」なんかが好きですよね。子どもに静かにしてほしい場面では、動画を見せると効果てきめんで、親も実は頼りにしていたりして……。
ところで子どもによく動画を見せる皆さん、「エルサゲート」という、比較的新しい言葉はご存じですか?
親の目が届かないところで動画を見せっぱなしにしていると、子どもが知らないうちに有害な動画を目にしてしまう可能性が指摘されるようになってきました。
子ども向けと見せかけて……「エルサゲート」とは
エルサゲート(Elsagate)とは、「子ども向けと見せかけて人気キャラクターの動画を装い、子どもがショックを受けるような不適切な内容を持つ動画」および、その議論のことです。ディズニー映画『アナと雪の女王』の登場人物“エルサ(Elsa)”に、事件・不祥事・スキャンダルを意味する”〇〇ゲート(gate)”が加わってできた造語です。
エルサゲートの動画には、アナ雪のエルサやスパイダーマン、ミニオンといった人気の好きなキャラクターやオリジナルの可愛いマスコットが、素人による実写やアニメ、クレイアニメなどで登場します。日本で人気のアンパンマンが使われているものもあります。
不適切な内容がどういったものかといえば、たとえば
・キャラクターの排泄行為が延々と続く
・正義のヒーローなのに子どもに暴力をふるったり怖い武器を使ったりと、単なる暴力行為になっている
・キャラクターによって子どもが生き埋めにされるなどの虐待
・セクシーすぎる
・キャラクターの顔にブツブツが出てくる
・クレイアニメながら目をえぐられたり流血したりといった残虐なシーンがある
などなど……。小さな子どもに見せたくない、いえ、大人でも見たくないと感じてしまうような内容です。“不適切”の程度も、思春期の子どもに受けそうなおふざけ的レベルから、大人が自分の性癖を満たすために作ったような悪質なものまで、動画によってピンからキリまであります。趣味の範疇やトイレトレーニングなどの教育目的で作られている方を否定するものではありませんが、少なくとも親の判断なしで、自分で物事の判断ができない乳幼児や小さな子どもには見せるべきではありません。
実際にどんな動画かを知りたい方は、Twitterで#elsagateを検索してみてください。主に海外の動画を見ることができます。#elsagateは、エルサゲートを摘発するためのハッシュタグです。
※どんな動画か動画サイトで確認した後は、動画サイトの関連動画にエルサゲートと思われる動画が並んでしまう可能性があるのでご注意ください。
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