てんとう虫(サンバ)
福岡市博多区の原三信(はらさんしん)病院に暴走したタクシーが突っ込み、患者ら10人が死傷した事故から3日で1年になる。事故後もアクセルとブレーキの踏み間違えなどで車が建物に突っ込む事故は後を絶たず、各施設が独自に出入り口などに車止めを設置する動きが広がっている。安全なはずの場所で悲惨な事故を防ぐため、専門家は施設側が積極的に安全対策を取るよう訴える。
原三信病院では市道に面した1階ラウンジにタクシーが突っ込んだ。病院は今年3月、高さ90センチ、奥行き40センチのコンクリート製防護壁4基を設置し、出入り口周辺などに鉄製ポール10本を取り付けた。総務課の白石義則顧問(65)は「患者さんの中には『怖い』という人がいる。とにかく頑丈なものを作った」と強調する。
2013年5月に乗用車が突っ込んで6人が重軽傷を負った堺整形外科医院福岡スポーツクリニック(福岡市)は事故後、石柱型のポール8本を設置。今年5月に軽乗用車がロビーに突っ込み男女17人が重軽傷を負った大分中村病院(大分市)も、逆U字型の鉄製パイプを取り付けた。
コンビニ業界も危機感を強め、セブンイレブンは13年9月から、全国の店舗前の駐車場に逆U字型の鉄製パイプの設置を進めている。車止めメーカー最大手「サンポール」(本社・広島市)によると、3年ほど前から駐車場や通学路などに設置する企業や自治体が増え、売り上げは1.5倍ほどに伸びている。
警察庁によると、車やバイクが道路に面した家屋や塀などに衝突した単独事故は16年に827件起き、このうちアクセルとブレーキの踏み間違いが原因の事故は197件あった。自動ブレーキの普及などで事故は減少傾向だが、トヨタ自動車の担当者は「自動ブレーキはあくまで被害軽減のためのシステムだと理解してほしい」と呼びかける。
交通問題に詳しい千葉大の鈴木春男名誉教授(交通社会学)は「施設側も『事故は起こるもの』と考え、対策を講じるべきだ」と話す。
【ことば】福岡市博多区のタクシー暴走事故
2016年12月3日午後5時ごろ、原三信病院の東館1階ラウンジに個人タクシーが突っ込み、見舞いに来た夫婦と入院患者の3人が死亡し、男女7人が重軽傷を負った。福岡県警は運転手の松岡龍生被告(65)を自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で現行犯逮捕し、福岡地検が今年2月に福岡地裁に起訴した。起訴状によると、松岡被告はブレーキとアクセルを踏み間違えて時速約86キロまで急加速して病院に突っ込み、10人を死傷させたとされる。
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No.6
No.7 月見バーガー
17/12/04 08:50:59
この手の事故を起こすボケ老人の常套句
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