納骨堂「梅旧院」　脱税容疑で女社長ら逮捕 10/12(木) 19:47配信?

大阪市内のビル１棟を墓地にして都市型納骨堂を運営する会社が、法人税１億４０００万円あまりを脱税した疑いで、経営者の女が逮捕されました。
女は広告にも度々登場していて、有名な社長でした。

【記者】
「今、山口代表を乗せたとみられる車が出てきます」

午後０時半、大阪地検特捜部の捜査車両で自宅から連れて行かれたとみられるのは…

【梅旧院のホームページ】
「来て見てお墓の梅旧院～」

納骨堂「梅旧院光明殿」の運営会社「光明殿」を経営する山口幸子容疑者（６３）です。

１２日午前、法人税法違反の疑いで大阪地検特捜部と国税局から家宅捜索を受け、逮捕されました。

大阪市浪速区の９階建てのビル「梅旧院光明殿」。

山口容疑者はこのビル一棟を納骨堂にして「お墓のマンション」などとうたって経営しています。

民間調査会社によると昨年度は３億８０００万円、その前の年は５億５０００万円の収益をあげていました。

【山口幸子容疑者　去年１１月取材】
「お年を召した方には遠い山の上（の墓）まで行くことは心がいくらあってもできないという悩みがあるので（納骨堂は）大切な事業だと思います」

去年、関西テレビの取材にこのように語っていた山口容疑者ですが、大阪地検などの捜査で脱税していた疑いが浮上しました。

特捜部によると、山口容疑者は業務の一部をある会社に架空に委託。
山口容疑者は架空の業務委託費を計上することで所得を隠していた上、他にも経費を水増しするなどして、２０１０年から４年間で法人税約１億４３００万円を脱税した疑いがもたれています。

特捜部は山口容疑者の認否を明らかにしていません。