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- 17/09/15 14:07:56
◇塾や部活、NPOも競合
野外活動や奉仕活動を通じて青少年を育成するボーイスカウトに加盟する子供の数がこの10年間でほぼ半数の約6万2000人(2016年度)まで減っている。
全国34道県で加盟者が1000人を割り苦しい運営を迫られているところもあり、ボーイスカウト日本連盟(東京都)は「少子化に加え、部活動や塾との両立が難しくなり、国際交流や慈善活動をするNPOも増えて差別化できなくなった」と危機感を募らせている。
同日本連盟は昨年10月、インターネットでアンケート(回答数312人)を実施。92%がボーイスカウトの名称を知っていたが、活動内容を知るのは18%だった。
認知度を高めるため、昨年度からは各地の商業施設で「防災キャラバン」を実施。
ボーイスカウトで教えるノウハウを生かし災害時に役立つロープ結びなどを伝えている。
見学した子供が興味を示し、入隊につながったケースもあるという。ボーイスカウト経験者で、今も神奈川県内の団を指導する宇宙飛行士の野口聡一さん(52)によると、各国の宇宙飛行士にも経験者は多いという。
「仲間と大自然を舞台に活動できるのが魅力。目標に向かって力を合わせる大切さと国際的な交流手段として有意義であることを伝えていきたい」としている。
news.goo.ne.jp
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