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- 17/09/12 07:53:53
2017.9.12 07:18
【ニューヨーク=上塚真由】北朝鮮による6回目の核実験を受け、国連安全保障理事会は11日午後(日本時間12日午前)、北朝鮮への原油や石油精製品の輸出に上限を設定した制裁強化決議案を全会一致で採択した。安保理の北朝鮮制裁決議は、2度の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けて8月5日に採択して以降、9回目。
米国が当初提案していた石油の全面禁輸措置や、渡航禁止や資産凍結の対象に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を指定することは、制裁強化に慎重な中露の反対で見送られ、米国が譲歩した形となった。
決議では、初めて原油や石油精製品の輸出制限が盛り込まれた。北朝鮮への原油供給の年間上限を過去12カ月の総量とし、現状を維持。石油精製品の輸出量の上限を年間200万バレルに定めた。このほか、天然ガス液などは全面禁輸とした。
また、北朝鮮の主要産品である繊維製品の輸出を禁止した。
貴重な外貨獲得源となっている北朝鮮の海外派遣労働者については、就労許可の発給を禁じたが、決議採択日よりも前に書面で雇用契約がある場合は例外とした。
石炭などの密輸を防ぐため、公海での臨検措置も厳格化。禁輸品目を搭載している疑いがある場合は、加盟国に検査を要請した。
安保理の対北制裁交渉は近年、1~2カ月以上を費やしてきたが、日米は迅速な対応を強く主張し、核実験から約1週間後のスピード採択となった。
産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/170912/wor1709120015-n1.html
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