手越祐也、福岡7.5億事件の容疑者との親密な写真が流出 へのコメント（No.168）

手配の２容疑者を逮捕　名古屋で逃走し事故

　福岡市博多区で昨年７月、警察官を装った男らに約７億６０００万円相当の金塊約１６０キロが盗まれた事件で、福岡、愛知両県警は２９日、窃盗容疑で指名手配していた愛知県長久手市蟹原、自称・会社員、野口直樹（４３）と同県日進市岩崎台２、自称・自営業、中垣龍一郎（４０）の両容疑者を逮捕した。

　２人は名古屋市のＪＲ名古屋駅近くで乗用車に乗っていた際、不審な動きからパトカーに停止を求められ逃走し、衝突事故を起こして身柄を確保された。両県警は２人を福岡県警に移送した。容疑の認否は明らかにしていない。

　事件の逮捕者は１０人となり、公開で指名手配された３人は全員、身柄を確保された。両県警は、野口容疑者と弟和樹容疑者（４２）＝窃盗容疑で逮捕＝の兄弟が事件を主導したとみて調べている。

　逮捕容疑は昨年７月８日午前９時半ごろ、福岡市博多区博多駅東のビル１階で、貴金属会社役員男性（３８）らに「警察、警察」と声を掛け、近くの貴金属店に売却される予定だった金塊１６０キロなどを盗んだとしている。

　愛知県警によると、２９日午後０時５０分ごろ、名古屋市中村区則武２の交差点で、乗用車の中垣容疑者らが県警自動車警ら隊のパトカーを見て視線をそらしたため、隊員は職務質問のため追いかけて停止を求めた。すると中垣容疑者らは逃げ、左折を繰り返すなどして数百メートル走行し、赤信号を無視して同区則武本通３の市道交差点に入ったところ、ライトバンと出合い頭に衝突して横転した。

　事故でライトバンの男性（４５）は顔面打撲の軽傷を負い、自転車で信号待ちをしていた女性（２０）も車の破片が当たって右肩に擦り傷を負った。運転していた中垣容疑者と同乗の野口容疑者はそれぞれ首を捻挫する軽傷。

　現場は名古屋駅から西へ約７００メートルの駅西銀座通商店街の入り口付近で、周辺には飲食店などが建ち並び、一時騒然となった。近所の８０代の男性は「横転した車のドアを警察官が開け男１人が出てきた。もう１人は車に閉じ込められていたようだ」と話した。付近には横転した車のガラスや部品、車内の荷物などが散乱し、その中には新品の洋服や下着類などが大量にあった。

　愛知県警自動車警ら隊の梶野元紀副隊長はパトカーの追跡について「現時点で適正な職務執行であると考えている」とコメントした。