乳幼児３人死傷のマンション火災、火元は台所周辺か

TBS系（JNN） 4/20(木) 18:55配信


　火事は、母親の外出中に起きました。１９日夜、さいたま市のマンションで起きた火災で、０歳から５歳までの幼いきょうだい３人が死傷しました。火元は台所周辺とみられています。

　「隣の換気口からシューって煙が出ていて、これは火事かもしれない。ピンポン、ピンポン鳴らしたけど出なかったので、すぐ通報した」（通報した近隣住民）

　近所の住民から通報があったのは、１９日午後９時５０分ごろ。さいたま市南区のマンションの１階にある飲食店アルバイトの大和田歩さん（３１）と幼い子ども３人が住む部屋から火が出ました。この火事で、子ども３人がのどにやけどをするなどし、意識不明の状態で病院に搬送。火はおよそ３０分ほどで消し止められましたが、台所周辺の床や壁などの一部が焼けました。

　警察によりますと、その後、４歳の長女・結愛ちゃんの死亡が確認されたほか、５歳の長男と生後８か月の次女が現在も重体だということです。

　当時、母親の歩さんは飲食店のアルバイトをしていて外出中で、部屋には幼い子ども３人しかいなかったということです。

　警察によりますと、母親の歩さんは、「午後６時ごろに仕事に行くために家を出た」と話しているということです。

　火事があった部屋は３ＬＤＫの間取りでした。焼け跡の状況から、火が出たのは、台所周辺とみられています。消防が駆けつけた際、部屋には煙が充満していて、結愛ちゃんら３人の子どもは、和室で倒れているのが見つかりました。大和田さん家族は、母親と子どもの４人暮らしで、近所の人によると、母親の歩さんは夜に仕事に出て行くことも多かったといいます。

　「（母親は）夜遅くに１２時前後に、パタパタと駆け足で帰ってきていた」（近所の住民）
　「男の子がはしゃぐのを、お母さんがたしなめていた。子どもが小さいから手をつないでいた」（近所の住民）

　台所以外への燃え広がりはなく、外部から中に入った形跡もないということで、警察や消防は、出火の原因などを詳しく調べています。（20日16:36）

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