人類初の「頭部切断→他人の身体に移植」手術は成功するのか

匿名

かるた

17/01/20 22:07:52

「人類初の頭部移植手術が2017年末に行われる」──2015年5月、センセーショナルな記事が報じられた。
本誌2015年9月号で紹介した人類初の頭部移植手術「HEAVEN」プロジェクト。
研究をリードするイタリア人神経外科医、セルジオ・カナベーロ博士の手によって、いよいよ実行段階に近づいているのだ。

■移植手術希望者は50人
対象となる患者は、遺伝性の難病・脊髄性筋萎縮症を患うロシア人男性、ワレリー・スピリドノフ氏(32)。
筋萎縮が進行して自らの骨格を筋力で支えられなくなり、放っておけば長くは生きられない。しかし、その体から頭部を切り離し、脳死状態のドナーの健康な体に接合すれば、助かる可能性がある。
医学界には技術的な面から「あと100年かかる」と疑問視する声が根強くあり、倫理的な問題もしかしこのプロジェクトに出資するスポンサーは少なからずあり、手術を希望する申請者も富裕層を中心に約50人。
成功のためにクリアすべき課題も多い。たとえ医学的に移植が成功しても、人間が心理的にこれに耐えられるかどうかが問題だ。
1988年にフランスで行われた手の移植手術でさえ、患者は違和感を拭うことができず後に切除を希望した。
他人の胴体を丸ごと移植するとなれば、馴染むのは容易ではないだろう。

そのためこのプロジェクトは、手術の半年前から患者の心理カウンセリングを行う。そこでは米シカゴ・インヴェンタム生物工学テクノロジー社の最新のVR(バーチャルリアリティ)技術を使用する。
新しい体を実感させる仮想実験によって、移植された胴体にうまく馴染んで動けるようトレーニングを行うのだ。
手術では、まず患者とドナーの体を摂氏10度の低体温の仮死状態に。
脊髄へのダメージをできるかぎり軽減するために、頭部の切除には“極めて鋭利なメス”を使用。
このメスを開発したのはイリノイ大学のファリッド・エミラウチ教授。
カナベーロ博士は昨年11月にグラスゴーで行われた講演会で、その「おそらく世界でもっとも鋭く薄い刃」の開発は「初の頭部移植を可能にする画期的な出来事だ」と語った。
www.news-postseven.com

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