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- 初夢(歯が抜ける夢)
- 17/01/19 17:37:54
日刊ゲンダイDIGITAL 1/18(水) 9:26配信
初回15%割れにTBSにも衝撃が(C)日刊ゲンダイ
「数字を聞いた瞬間、冷や汗が止まらなかった」と動揺を隠せないのはTBS関係者だ。
木村拓哉(44)のSMAP解散後初となる主演ドラマ、TBS日曜劇場「A LIFE~愛しき人~」(日曜21時~)が15日に25分拡大でスタートしたが、初回視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)と大コケしてしまった。
木村が超一流外科医を演じるこのドラマ。もちろん、昨今の連ドラは2ケタ発進なら御の字というものだが、そこは視聴率男の名を欲しいままにしてきたキムタクである。しかも、SMAPが解散したばかりというホットなタイミング。TBSは徹底した番宣活動を展開し、同局の情報番組やバラエティーだけでなく、新聞、雑誌、電車の車内までキムタクで埋め尽くして臨んだ結果がこれだから、ショックが大きいのも無理はない。
■「大門未知子を呼んで来い!」
「正直、20%以上を期待していて、昨年10月クール放送の同じく医療ドラマ『ドクターX』(テレビ朝日系)の初回(20.4%)を上回ったら“米倉『大門』超え!”と紙面で大きく扱う予定でした」(スポーツ紙デスク)
ちなみに、キムタクの主演ドラマで初回視聴率が15%を割るのは史上初のこと。視聴率不敗神話にも大きなヒビが入ってしまった。コラムニストの桧山珠美氏はこう言う。
「万全を期して臨んだことを考えたら、この数字は爆死レベルでしょう。肝心の内容もアラが目立ちました。手術困難な心臓病に侵された病院長(柄本明)に続いて、その娘でヒロイン(竹内結子)もさらに厄介な脳腫瘍発覚というご都合主義。夫(浅野忠信)は国内きっての凄腕脳外科医なのに、いきなり専門外のキムタクに“おまえしかいない!”などと執刀をすがるリアリティーの乏しさ。思わず“どうせなら大門未知子を呼んで来い!”と叫んでしまいました」
作家の麻生千晶氏も手厳しい。
「そもそも医者をテーマにしたことが失敗。医者ドラマは米倉涼子の独壇場ですでに辟易気味なのに、あえてぶつけたのが大きなミス。脚本も人間観察が浅く、若いプロデューサーの意図に翻弄され、脚本家が媚びてしまったとしか思えません。想像のつくオチに加えてアイデア不足。キャラクターもストーリーもどっかで見たようなものでしかない。特に、浅野忠信、松山ケンイチの役どころがチープすぎ。よくこんな役を引き受けたな、という感が強いですね。TBSの生真面目な体質で、『ドクターX』の岸部一徳のような“息抜きキャラ”もいない。『ドクターX』はストーリーとしてはありえない漫画的な中に真実があるから面白いのに、今作はどっちつかず。小説や海外ミステリーを題材にしたほうが良かったと思います」
SMAP解散騒動では一人だけジャニーズ事務所残留を表明して裏切り者扱いされた木村。大晦日の焼き肉屋での解散式にも一人だけ不参加で他のメンバーとの埋めがたい溝が明らかになった。それだけに、今回のドラマは大ヒットを飛ばしてマイナスイメージを払拭するいいチャンスだったが、結果的にキムタク自身の訴求力の低下を知らしめる残念な出足となってしまった。どこまで巻き返せるか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00000008-nkgendai-ent
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