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■日本のこれまでのベトナム支援
ベトナムにとって日本は最大の援助国で、2015年度の日本のODA=政府開発援助の円借款の額は1800億円近くに上っています。
おととしには、日本の支援で首都ハノイの国際空港の新ターミナルのほか、ハノイを流れる川にかかる、つり橋型の橋としては東南アジア最長のニャッタン橋が完成しました。
また、ここ数年は防衛分野でも両国の関係強化が進んでいます。
ベトナムの海上警備能力の向上のため、おととしには、日本から中古の漁業取締船6隻が無償で供与されたほか、去年4月には海上自衛隊の護衛艦が初めて、南シナ海に面するベトナム海軍の最重要拠点、カムラン湾に寄港しました。
ベトナムとしては、南シナ海をめぐる中国との対立を念頭に、海洋進出の動きを強める中国をけん制するためにも、防衛分野での日本とのさらなる協力強化を求めています。
■共産党書記長と会談
安倍総理大臣はフック首相との首脳会談のあと、日本時間の午後8時すぎ、ベトナムの最高指導者、グエン・フー・チョン共産党書記長とおよそ25分間会談しました。
会談で、チョン書記長が、「今回の訪問は、両国関係が非常に良好に発展している時期にあたっており、新たに2国間関係が新しいレベルにいくことができると確信している」と述べたのに対し、安倍総理大臣は、「書記長と共同でだした声明に基づき、両国間の協力が大きく進展していることをうれしく思う。協力して両国の広範な戦略的パートナーシップをさらに発展させていきたい」と述べました。
またチョン書記長は、この春予定されている天皇皇后両陛下のベトナム公式訪問について、「大変喜ばしく思っており、心待ちにしている。両国関係の良好な発展の証しであり、最大限の歓迎をしたい」と述べました。
NHK 1月16日 19時21分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170116/k10010841441000.html- 0
17/01/17 09:56:32